令和5年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。久しぶりに、行動制限の無い年末年始を迎え、温かい日差しの中、皆さまは、ご家族ご友人とゆったりとした時間を過ごし、新たな気持ちで新年を迎えられたことと存じます。昨年は、コロナ渦に加え、国際情勢の急激な変化、大きな事件も頻発しました。それらは、平和を謳歌してきた私達に驚愕を与え、憂鬱な思いをもたらしました。新年を迎えた今も戦時下で苦しい思いをしている方が大勢いらっしゃいます。1日も早く、穏やかな日々が戻ることを願ってやみません。
さて今年は、「癸卯(みずのと・う)」です。「寒気が緩み、春の兆しが訪れる。これまでの努力が実り、芽吹き始める」という意味があります。コロナ以降、停滞し続けていた世の中に明るい芽が出て、飛躍の年になる事を願っています。本年が、皆さまにとって平和で実りある1年になりますことを、心よりお祈り申し上げます。
現在では、お墓を継承する人が減少する一方、眠り方として、樹木葬に関心が寄せられています。自分らしく人生を歩んでこられた方々に、自分らしい眠りの空間をご提供したい。そんな想いを込めて、私ども慈眼寺は「風の丘 樹木葬墓地」を開設いたしました。公園のような爽やかな美しさと、公園にはない格式を大切にしながら、慈眼寺が永代にわたりお護りし、心を込めてご供養いたします。
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